書評:『七つの習慣』

2016年01月22日

みなさんは、ビジネス書などはどのようなものをご覧になっていますか?

私は、起業してから特に書籍を沢山購入してきましたが、紙の本だと場所をかなり取るので、最近では、手元に常に置いておきたい本は紙で買うようにして、それ以外の、ビジネス・技術書については、できるだけ電子書籍Kindleで買うようにしています。

特にIT系の技術書はライフサイクルが非常に速く内容の鮮度がすぐに落ちてしまうので、購入した後の保管or処分の手間を大幅に省くことができるので電子書籍だと便利ですね。

スティーブンコービー博士著 『七つの習慣』

今回は、感銘を受けた書籍の紹介をしたいと思います。第一弾は、スティーブンコービー博士著『七つの習慣』を紹介します。

ご存じの方は多いと思いますが、この本は世界的なベストセラーになりました。

認知科学的なアプローチ、Win-Winの原則、人格主義的アプローチの強調は見事で、書籍の中身において一環している思想は小手先のテクニックによるコミュニケーションではなく、人格主義による王道なものです。

書籍のアウトラインとしては下のとおりです。

 

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目次

第一部・パラダイムと原則(Part 1 Paradigms and Principles)
インサイド・アウト(Inside-Out)
7つの習慣とは(The Seven Habits–An Overview)

第二部・私的成功 (Part 2 Private Victory)
第一の習慣・主体性である(Habit 1 Be Proactive)
第二の習慣・終わりを思い描くことから始める(Habit 2 Begin with the End in Mind)
第三の習慣・最優先事項を優先する (Habit 3 Put First Things First)

第三部・公的成功 (Part 3 Public Victory)
相互依存のパラダイム (Paradigms of Interdependence)
第四の習慣・Win-Winを考える (Habit 4 Think Win/Win)
第五の習慣・まず理解に徹し、そして理解される(Habit 5 Seek First to Understand, Then to Be Understood)
第六の習慣・シナジーを創り出す(Habit 6 Synergize)

第四部・再新再生 (Part 4 Renewal)
第七の習慣・刃を研ぐ (Habit 7 Sharpen the Saw)
再び、インサイド・アウト(Inside-Out Again)

 

内容

私が20代の時に買ったのでかなり昔の本ですが、時代を超えて色あせない内容だと思います。

自己の主体性からはじまり、相手視点で考え、さらに大きく踏み込み相手へ感情移入し理解すること、そして、Win-Winの関係を構築し、シナジーを生み、それを継続することが大まかに書かれています。

特に、感情移入して相手の話を聞くというところがあるのですが、ドライになりやすいビジネスでそれはありか?と思えますが、大切なことだと思います。これは、生身の人間が複数集まってプロジェクトを進めていくので、人間としてコアなこの部分も大切にしていきたいところです。

タイムマネジメント

また、コービー博士の時間管理の4象限マトリックスは有名ですが、この本で紹介されています。

第一領域:緊急性の高くて重要なこと

危機への対応
差し迫った問題
期限のある仕事

第二領域:緊急性が低くて重要なこと

人間関係づくり
新しい機会を見つけること
準備や計画
心身をリラックスさせる

第三領域:緊急性が高くて重要でないこと

割り込みの用事 多くの電話
多くのメールや報告書
多くの会議

第四領域:緊急性が低くて重要でないこと

暇つぶし
多くのメール
多くの電話

 

人はついつい急ぎで重要な第一領域の中で仕事をしてしまうが、「緊急」「重要」が重なるパラダイムでの仕事をし続けるとどこかで息切れをおこすので、第二領域に入っていくことが大切であると説いています。第二領域の中で活動をしていくとタスク管理としても溜めができて、より多くのことを行うことができると思います。

ちなみに、数年前までこのタイムマネジメント思想に基づいて考案された「フランクリン手帳」を使ってタスク管理をしていました。とても頭の中が整理される手帳です。現在私は、この思想を継承しつつ、近年台頭してきたタイムマネジメント手法GTD(Getting Things Done)を組み合わせてモバイルデバイスでタスク管理しています。

このコビー博士の時間管理4象限マトリックスは、なにが本質的に重要なのかを見極め、日々の行動に原則を持たせるのに非常に有効だと思います。

 

その他、タイムマネジメント以外に、人間関係の各パラダイム、そしてシナジーの生み出し方など普遍的なテーマが満載な内容となっています。

お勧めの良書です。